音楽に心を奪われるとか、心を動かされるなんてことはこれまでになかった。
この年齢になるまでそのような音楽に出会わなかったのだから、きっとこの先も出会うことはないと思っていた。
でも、初めてそんな音楽に出会うことになったのだ。
それがスターダストレビューの木蘭の涙だ。
初めて聞いたのはつい最近で、動画だった。
本当にたまたま動画サイトをみていて、そこで目にしたのがスターダストレビューだった。
正直言えば私の年代では、スターダストレビューをよく聞いていたという人は少ないと思う。
だからこれまでにも聞いたことがほとんどなかったが、この木蘭の涙だけは違った。
なぜか聞き覚えがあったし、すごく良い歌だと思った。
そして歌っているのが自分がイメージしていたよりもかなり小さなおじさんだった。
なんかもっと爽やか系のおじさんかと思っていたら、小さくて濃い顔のおじさんで、この声がこの人から出ているのかと驚いた。
ハスキーなハイトーンボイスは心にぐっと響いてくる。