思い出の札幌の夜

昨夜、札幌在住の友人から久しぶりに電話があった。

市街地では雪が完全に溶けて、ようやく春が来たらしい。

しかし、花見はゴールデンウィークの頃だそうだ。

うーむ、本州とは全然違うな。

彼はギタリストだが、現在の本職は探偵だ。

ある大手探偵社の札幌支社に勤めている。

昨年の2月、雪まつりの頃に札幌のライブに出演した時、彼が見に来てくれた。

ライブの後、彼を入れてメンバーで海鮮居酒屋に飲みに行った。

その時、探偵の仕事の実際を話してくれて、大いに盛り上がった。

アパートの前で張り込みをした時に、近所の住人を装うためにわざと半袖半パンで携帯を使っているフリをしたそうだ。

すでに気温が低下してきている時期で死ぬほど寒かったと言っていた。

携帯で話しながら怒っている演技をしていたそうで、その理由は話しかけられるリスクが減るからだそうな。

現場の様子を想像して笑ってしまった。

アイスバーンやホワイトアウトの中を車で追跡したり、氷点下の中で張り込みしたり、冬場は特に大変とのことだった。

あいつの話をまた聞きたいな。

昨日の電話では「今、チックコリアの『スペイン』を練習してるので、今度機会があったらセッションしよう」と言っていた。

GWくらいに花見を兼ねて行ってみようかな。